2022-09-21

島根県

月山富田城-難攻不落の山城-

島根県安来市にある日本の城、月山富田城(がっさんとだじょう)です。月山(がっさん、標高183.9m)の一帯にあり、戦国大名尼子氏が本城として、難攻不落の山城として戦国時代屈指の要害であり、悲運の武将、山中鹿介(やまなかしかのすけ)の出た城として有名です。尼子氏滅亡後も山陰地方の支配において、月山富田城は重要な役割を果たしました。国の史跡に指定され、日本五大山城の一つとされることもあり、日本100選No.65(日本城郭協会)にも選ばれています。 月山富田城(がっさんとだじょう)は、戦国時代には、大名尼子氏(六代)の本拠地となり山陰の要衝の地となりました。天然の地形をうまく利用して攻め落とすことが困難な山城として有名で、「天空の城」とも呼ばれています。最終的に尼子氏は、毛利元就によって滅ぼされ、城も毛利領となりました。この城の難攻不落は、「尼子十簱」という味方の城があったということも理由として挙げられます。毛利氏が尼子氏を滅亡に追い込めたのは、この「尼子十簱」を最初に潰していったことであり、決して力攻めはしませんでした。