重要文化財「松山城」

平山城

21棟もの重要文化財を擁している、見る人を圧倒する伊予松山城です。屈曲した進入路に多くの櫓や門を備えている難攻不落の名城、一度の訪問では味わい尽くせない圧巻の城を心ゆくまでご堪能ください。

松山城は

愛媛県松山市にある日本の城です。別名は、金亀城(きんきじょう)又は勝山城(かつやまじょう)とも言います。

日本には、各地に松山城と呼ばれる城(備中松山城など)があるので、それらと区別するために「伊予松山城」と呼ばれることもあります。日本100名城No.81(日本城郭協会)に選定されています。

松山城の主な沿革

松山城は、1602年、加藤嘉明(かとうよしあき)が五重天守をもつ壮麗な連立式天守を建造し、蒲生氏や松平氏を経て、松山城が完成されました。

加藤嘉明は、「賤ヶ岳(しずがたけ)七本槍」の一人の闘将です。豊臣秀吉の家臣でしたが、関ヶ原の戦いでは、石田三成を嫌って徳川方につきました。その戦功を認められ、伊予半国の20万石を与えられ、初代藩主になりました。

行く手にそびえるのは太鼓櫓です。奥に天守が見えます。天守方向に向かって直進してもたどり着けません。かつては太鼓櫓の下に中の門があり、ここに誘導され城内の兵士から攻撃をうけました。

現在は、城跡の主要部分は公園として整備されており、大天守を含む21棟の現存している建造物が国の重要文化財に、城郭遺構が国の史跡に指定されています。

松山城の縄張

この城は松山市の中心部にあり、勝山(城山)山頂に本丸、西南麓に二之丸と三之丸を構える平山城です。下記は、重要文化財の一の門、天守に通じる本壇入り口を守る門であり、木割も豪快な構えとなっています。

松山城は、海抜132メートルの勝山山頂に本丸を配置し、中腹に二之丸、山麓に三之丸(堀の内)を配置した連郭式の縄張で構成されています。敵の攻撃に対して、難攻不落の名城と言われています。

日本三大平山城にも数えられる、大変美しい城です。何度、観ても見応えのある城の一つです。

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松山城の所在地

〒790-0008 愛媛県松山市丸之内1

松山城へのアクセス

公共交通:伊予鉄道(路面電車)大街道電停→徒歩5分でロープウェイ乗り場へ、ロープウェイで3分、またはリフトで6分、下車、徒歩10分
車:松山道松山ICから国道33号経由7km30分

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