1602年に細川忠興が天守閣を7年の歳月をかけて築いた城です。
4階より5階が大きい天守閣の「唐造り」が特徴であり、築城当時は全国で唯一のめずらしいものでした。
他にも切り石を使用していない野面積み(のづらづみ)と呼ばれる石垣や大手門や槻門(けやきもん)など8つの門があります。
NHKの「ブラタモリ」でも紹介された、地下駐車場にあるのは、野面積みの小倉城の石垣です。
春には約300本の桜、秋にはケヤキやイチョウの紅葉が美しいことで知られています。
小倉城(こくらじょう)は
福岡県北九州市小倉北区にある日本の城です。
別名として勝山城、勝野城、指月城、湧金城、鯉ノ城などがあります。
続日本100名城181番に選定されています。
小倉城の主な沿革
1602年から細川忠興が約7年かけて唐造の天守閣を築城しました。
細川氏の熊本転封の後は、1632年から譜代大名である小笠原忠真が入城して、以後幕末まで居城としました。
1837年には、失火のため天守閣が焼失し、残っていた城郭も1866年に江戸幕府の第二次長州征討の折、その混乱の中で小倉藩自らが城を焼却しました。
明治時代から第二次世界大戦中にかけて、歩兵第12旅団や第12師団の司令部が城内に置かれていました。
第二次世界大戦後の1959年に天守閣が再建されています。
小倉城の縄張
本丸を中心に、南には松丸、北には北の丸、それらを囲い込むように二の丸と三の丸、外郭が配置されていた梯郭式平城でした。
建物は野面積みの石垣の上に、大天守と平の小天守1基と平櫓117、二重櫓は16、櫓門は12、狭間は3271を配置していました。
城下は、小倉城の東を流れる紫川を天然の堀として活用してお城の中に町を取り込んだ総構えを採用していました。
天守は、4重5階の大天守と1重の小天守からなる連結式層塔型天守で、大天守の特徴としては、最上層の入母屋破風以外に破風が無い簡素な外観を持っていました。
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小倉城の所在地
〒803-0813 福岡県北九州市小倉北区城内2−1
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電車・鉄道を利用するなら
・JR日田彦山線「西小倉駅」から「小倉城」まで 徒6分
・北九州都市モノレール小倉線「平和通駅」から「小倉城」まで 徒歩8分
・北九州都市モノレール小倉線「旦過駅」から「小倉城」まで 徒歩9分
路線バスを利用するなら
・恒見営業所
小倉駅BS「小倉城松本清張記念館バス停」 から「小倉城」まで 徒歩2分
・製鉄飛幡門
湯川新町三丁目「北九州市役所前バス停」 から「小倉城」まで 徒歩3分
・サンリブシティ小倉
青葉車庫「室町・リバーウォークバス停」 から「小倉城」まで 徒歩3分
高速道路ICを利用するなら
・九州自動車道「小倉東IC」 から「小倉城」まで 6.6km
・九州自動車道「新門司IC」 から「小倉城」まで 8.7km
・九州自動車道「小倉南IC」 から「小倉城」まで 8.9km
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リバーウォーク北九州
紫川や小倉城、勝山公園などの緑豊かな自然と歴史に囲まれた立地の中にグルメやショッピング棟、大学棟、劇場、美術館などがあり、文化・芸術・商業の多彩な機能を持つ複合空間です。
敷地に建っている複数の施設は、形・高さ・色が異なり、個性的かつ調和した美しさを感じることができます。
松本清張記念館
「点と線」「砂の器」などの代表作で知られる、北九州市出身の作家の松本清張の業績を伝える日本で唯一の記念館です。
忠実に再現された清張の仕事部屋や資料、遺品などを展示してあります。
北九州市立小倉城庭園
江戸時代の大名の庭園と武家の書院などを、小倉城主の下屋敷跡に再現してあります。「和」の精神に基づいた生活習慣に関する展示観覧やお茶やお菓子の体験など、日本の礼法や生活を楽しみながら学べる庭園です。
庭園内には佐々木小次郎と宮本武蔵の巌流島の戦いの像があります。
旦過市場(たんがいちば)
魚や肉・野菜からお茶・薬局と何でも揃っていますが、おすすめはやはり魚介類です。フグ、ヒラメ、タイ、アンコウといった高級魚からアジやイワシなどの大衆の魚まで市場にあふれています。
ほとんどが近海もので「冷凍モノは置かない」という魚屋が多いのも人気です。
チャチャタウン小倉
九州発のショップが並んでいる大型ショッピングモールです。広いのスペ-スには、ぶらぶら歩きが楽しめる路面店の雰囲気が演出されています。
中でも注目は直径50mの大観覧車は人気で関門海峡まで見渡せるスケールが凄いものがあります。
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