重要文化財「備中松山城」

岡山県

冒頭でものべましたが、明治時代の廃城令や太平洋戦争による空襲などによって、全国の素晴らしい城の天守が各地で消滅しました。

現在、当時のまま残っている天守はわずか12城(国宝5城、重要文化財7城)であり、備中松山城はその一つで大変貴重な歴史的遺産です。日本100名城No.68(日本城郭協会)に選定されました。

備中松山城は

天守が国の重要文化財に指定されている7城の一つです。岡山県高梁市の臥牛山(がぎゅうさん)の小松山に本丸・二の丸・三の丸が階段状に造られた、全国の天守が残る城の中で最も高い位置にある城です。

また、現存する12天守のうち、唯一の山城としても大変貴重な存在だと思います。雲海に浮かぶ「天空の城」としても知られており、年中通して多くの人が訪れる備中松山城です。

この城は、美濃岩村城(岐阜県恵那市)、大和高取城(奈良県高市郡)とともに、日本三大山城の一つでもあります。

備中松山城の概要

備中松山城の歴史は、1240年(鎌倉時代)に相模の国の三浦一族と伝えられている「秋庭三郎重信」(あきばさぶろうしげのぶ)が、現在の岡山県高梁市の北側にある臥牛山の大松山(おおまつやま)に砦を築いたことにより始まります。

その後、備中松山城の縄張(なわばり)は少しずつ拡張され、城塞としての機能を次第に増大させ、江戸時代に「水谷勝宗」(みずのや かつむね)によって完成されました。

標高約430mの日本で最高所に築かれた備中松山城は、現存している山城として唯一無二の存在です。

大松山の中世城郭と小松山の曲輪に高い石垣を築いて天守や櫓を建てた近世城郭を併せ持った大変魅力的な城です。

実際にこの城を訪れた時、大変感動しました。できたら、雲海の見える季節に再度訪れたいと考えています。

NHK大河ドラマ「真田丸」(2016年)のオ-プニングで使用されたのが、この「備中松山城」の城壁や天守などです。

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備中松山城の所在地

〒716-0004 岡山県高梁市内山下1

備中松山城へのアクセス

  • JR伯備線・備中高梁駅より備北バスで10分、松山城登山口下車徒歩約20分
  • 備中高梁駅前の観光案内所から乗合タクシーも運行中

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